かれこれ15年。毎朝、みるっこで豆を挽き、CHEMEXでコーヒーを淹れるのが習慣だったけれども、慌ただしくなった朝のお陰で、そんな習慣は脆くも消え去ってしまった。

市販のコーヒーメーカーで淹れるコーヒーは美味しくないと避けてきた事もあるけれど、これを期にと購入したこのコーヒーメーカーは期待を裏切らなかった。

「カフェ・バッハ店主の田口護氏監修で、ハンドドリップに限りなく近いドリップを再現」という触れ込みはあるけれど、3段階の挽き方、2段階の抽出温度の設定付きで全自動。シンプルなシェイプでマットな質感の筐体。

CHEMEXでコーヒーを淹れる所作も好きだった。しかし、ハンドドリップとの味の違いは感じない。何より、慌ただしいと思っていた朝がゆっくりに感じられるようになった事が一番の収穫だったかもしれない。

追記:ペーパーフィルターはこちらが丁度良いサイズでした。

ツインバード 全自動コーヒーメーカー CM-D457B ブラック ミル付き